研磨とは、製品の表面の凸凹を滑らかにする効果がある加工方法で、砥粒と呼ばれる硬度が高くて微細な粒を同時に多数作用させて削っています。
研磨の種類や加工工程には切削や研削、放電などがあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
砥石研磨、研磨布紙加工、ラッピング研磨、ポリッシング研磨(バフ研磨)、バレル研磨などの種類があり、
手順は、下地、ならし、つや出し、鏡面仕上げの4つの工程に分けられます。工程が進むごとに、より細かい砥粒を使用します。
研磨加工は、金属だけではなく、ガラスやプラスチックなども金属と同様に加工でき、非常に汎用性の高い加工方法だといえるでしょう。
その中でもバフ研磨とは、金属の研磨方法の1種で、素材表面を仕上げ加工するための方法として位置づけられています。
バフの素材や研磨剤を塗布し、高速回転させながら素材表面に押し当て素材金属表面の凹凸をなくし、滑らかにする目的で、製品の外観や仕上げにも用いられます。

バフ 研磨とは

バフ研磨後の素材金属表面は輝くような光沢が出るため、製品の外観も良くなるのが特徴です。
そしてモーターの回転を利用するため、ヤスリやサンドペーパーを使った手作業の研磨よりも素早く仕上がります。
工作物と化学的に反応する砥粒や添加剤、加工液が使用されることもあります。
表面粗さは、目指す仕上がりに応じバフの素材や研磨剤の種類を変えることで調整でき、用いるバフの素材は、布、麻、ウール、スポンジなどがあります。
他の研磨方法と異なり、弾性のある素材で優しく磨き上げるため、表面がピカピカに仕上がるのが特徴です。
バフとは漢字で羽布と書き、布製やその他の材料で作られた円状のものをさしています。バフ研磨にも種類があり、製品の用途によって研磨方法が大きく変わります。
当社は粗仕上げ・中間仕上げ・仕上げ・鏡面仕上げ・ヘアラインなど一般的なバフ研磨技術はもちろんのこと、外観プラスαの研磨技術を持っています。

ヘアライン加工手作業

ヘアライン加工とは、ステンレスやアルミニウムなどの金属の表面に細い線を入れる研磨方法で、古くから使用されています。
真直ぐに続く長い女性のストレートヘアーのようなこのヘアライン研磨仕上げは、美しい仕上がりやマットな仕上がりが期待できます。
標準で市場に流れているステンレスヘアラインでは#180~#240が主流です。
また、施す目的は様々ですが、最も一般的なメリットとしてはキズが目立たないという点です。
単一方向に既に細かなキズ(凸凹)が入っているようなものなので、特にヘアラインの方向と同じ向きでキズが入った場合は、ほとんど目立ちません。
高級感を演出するという面でもヘアライン仕上げが採用されることは少なくありません。金属の質感は残しつつ、ぎらついた光沢は抑えて大人っぽく上品に見せることができるため、そういった目的に合わせてこの手法を用いる場合があります。
デメリットとしては、キズ消しの効果はあるものの、ヘアラインの方向と直角方向のキズにおいては逆に目立ってしまうという点があります。また、経年劣化によって線が薄くなってしまうこともデメリットの一つと言えます。

品質を数値で管理

面相度測定器を活用し職人の勘だけではなく数値をもとにバフ研磨作業ができる環境が整っています。
基準値内の研磨作業をするため手作業でも大きなばらつきが少なくなります。
手作業が多いバフ研磨では作業の標準化が難しいと言われていますが、当社では数値を基準とした作業展開が得意であり、
作業の標準化も可能にします。

量産もロボットで可能に

当社では産業用ロボットを活用し量産品に対応しています。
2022年10月現在ではバフ研磨ロボットが2台稼動し月に数万個の製品を磨いています。
ロボット化が難しいいバフ研磨においても手磨きのノウハウをデータ化しロボット化することに成功しています。
量産品を一定品質で提供することが可能です。

最近では人手不足の影響で量産品ができなくなる業者さんも多く、発注先に困っている企業様をよく耳にします。
当社においてはそのような不安を研磨ロボットにて解消することが可能です。

難しい加工技術も長年のノウハウを活かして

当社は小物の手磨きに特化しています。
小物の中でも隙間0.5㎜の溝の中の研磨等、同業他社ができないと言われる製品を研磨しています。

また、小ロット製品にも対応可能です。創業50年を通して得た研磨前・研磨後のノウハウを活かし、
最適な材料・工具の選定、作業方法を導き出し、難加工製品の量産化の技術をもっています。