糸道とは、糸が通る・通過する部品・パーツをさしています。
繊維機械・紡績機械の部品には必ず糸を通過させる部品が多数存在し、
当社では隙間0.5㎜の溝を通過させる部品から糸を巻き付ける部品など数百種類の部品に対応しています。

糸道研磨とは、糸が通る・通過する箇所を研磨することです。
各種部品はプレス加工・レーザー加工されているものが多く、破断面が粗いものが大半を占めています。
破断面が粗い状態で糸が通過すると、糸が切れる・糸がほつれる・糸が止まるといった問題が発生します。
その問題を解消するため、糸道研磨を行います。
当社は糸が通る道の摩擦抵抗を減らし、より糸を滑りやすく、巻き付けがよくなる研磨技術を持っています。

バリ取りは専用機械・専用材料で

糸道において、研磨箇所が細かい・狭いといった形状の問題で他社さんができないというものを扱っています。
そのような問題を当社は専用機・専用材料を開発・製作しそれらの問題を解決しています。

判断の難しい摩擦抵抗も面相度測定器

糸道研磨において、面粗度が目安になります。
摩擦抵抗は見た目・触感では判断が難しく、職人の勘だけではクリアできないことがあり、
糸が巻き付く・通る製品には数値が判断材料の一つになります。
当社においては「勘」「外観」「触感」以外に数字をもとにした作業を行うため、基準値内で仕上げることが可能です。

弊社ではこれまで、住宅関連部品(ドアノブ | 取手 | 台座等 | 給排水関連部品)、機械部品(紡績機械部品 | パチンコ関係)、
電子部品(基盤等の研磨 | 特殊素材の研磨)等々、様々な実績がございます。