本日の写真はバフ研磨後の鏡面の写真になります。材質はアルミになり砂型上がりの部品となっています。砂型上がりなのでゲートや砂型特有のアルミ肌となっていました。

先ずは、粗工程でペーパー等を使ってゲートの処理・砂型のぶつぶつ肌を除去しました。砂型の部品はアルミ肌の状態がバラバラでピンホールなどが時々発生しています。粗工程のバフ研磨で削り込みをし、ピンホールの除去をしますが、ピンホールには消えるタイプの穴と、ピンホールが大きくなる穴の2種類あります。なので粗のバフ研磨工程で形状を変えないようピンホールの除去をし、消せるピンホールなのか、消せないピンホールなのかを判断していく必要があります。明らかに消せないピンホールは一目見ただけで判断できますが、基本的にはバフ研磨してみないと判断がつかないものがほとんどです。

写真は同じ部品が2つ写っていますが、最終仕上げのバフ研磨が違います。写真では判別しにくいですが左より右のほうが光沢レベルが一つ上になり、鏡面部の写り方が若干クリアになっています。ぱっと見では判断が難しいですが熟練のバフ研磨職人となると一瞬で判別可能です。

本日は光沢の違いがあるバフ研磨後の写真でした。