本日の写真はアルミ製品の鏡面仕上げです。この部品は板厚は3ミリほどで研磨範囲が狭く持つところも限られています。本来このような板物製品は一般的な自動バリ取り機があればすぐに解決されるのですが、当社には自動バリ取り機がありません。バフ研磨ロボットは保有していますが、形状・数量の条件からバフ研磨ロボットでの対応は難しいため手磨き対応となります。
今回は部品を持って作業することが困難となるため固定治具が必要となります。スポット・納期・数量の条件から木を使用した簡易的な治具を準備することとなりました。
写真はありませんが部品を角材にビス止めをして下地研磨から始めました。ビス止めをすることは時間のロスと傷の観点から避けたいところでしたが、実施することにしました。
下地研磨においては多くの小傷・打痕傷があったため、スタートの番手とその後の中間研磨を考える必要がありました。また板物となるので部分的な傷取りでは部分的に凹んでしまいます。なので全体を研磨しながら傷取りをする必要がありました。
いろんな条件・状態を含め工数を絞りながら鏡面仕上げを行いました。
本日は板物の鏡面仕上げについての紹介でした。
この部品の研磨動画はツヤ技研のインスタグラムにてUPする予定です。
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