本日の写真は中間のバフ研磨で使用する膠塗りからの砂付けです。一般的にエメリーバフ・鉄バフと呼ばれています。写真ではすでに砂が付いていますが砂が付く前は膠と呼ばれる接着剤のようなものをバフに塗りこんでいます。膠が均一に塗りこまれていないと砂が均一に付かず、作業性にも影響が出てしまいます。膠の濃さ・膠の塗り方・砂の付き方・膠の乾き方などの良し悪しによって、切れ味・バフのもちが大きく変わります。昔のバフ研磨の職人はバフ作りから叩き込まれ、新人は1日中バフ作りをすることもあったようです。その当時は完成度の低いバフは使用されず売れ残るという現象が起きていたようです。