本日の写真はTIG溶接をする際に使用するタングステンを削る機械です。機械といっても家庭用コンセント仕様となっているので鉛筆削り器に近いものです。弊社ではアルミ溶接が多いのであまり使うことがありません。アルミ溶接ではアークが発生するとタングステン棒の先端が丸くなり円柱のような形状になります。なので鉄やステンレスのように先端を尖らせる必要がありません。尖らせてもすぐに丸くなってしまうのでタングステンの減りを加速させてしまいます。こちらの研磨機は研ぎ角度が変更でき鉄やステンレスのタングステン作りには非常に便利ですが、アルミ溶接には向いていないので弊社の棚で眠りがちです。
本日は出番待ちが長い研磨機の写真でした。