本日の写真はステンレス製品のバフ研磨後・バフ研磨前の写真です。ステンレス製の梨地肌となっています。今回は鏡面仕上げ仕様になるので梨地肌を除去するバフ研磨が必要になります。まずは粗いペーパーやバフを使って粗仕上をしていきます。当社では梨地を生地と呼び、梨地の粗工程を生地抜きと言っています。他のバフ研磨業者さんで生地抜きというワードは出たことがないので、おそらくツヤ技研語だと思われます。

そんな生地抜き作業なのですが、実は何工程も必要になり、各工程でしっかり研磨ができていないと仕上げることができません。これはアルミでもステンレスでも同じです。アルミの場合は鉄やステンレスよりも柔らかいため前工程での不具合はカバーできますが、ステンレスは硬いので各工程の粗目を確実に消していく必要があります。
例えば アルミは#250・#280から鏡面仕上げ作業へと移ることが可能ですが、ステンレスの場合は#250・#280からでなく#320・#400からとなっています。また#250から#320・#400がキツイ場合は#280を追加することもあります。材質や素材の状況によって材料が決まっていきます。またバフ研磨業者によってもやり方が違っています。

バフ研磨中、一時的にヘアライン加工手作業のような形になるので次回に紹介できればと思います。
今回はバフ研磨のセオリーと、梨地肌のバフ研磨 ビフォーアフターの紹介でした。


最後に、こちらの部品はバフ研磨でお悩みの企業様から問い合わせをいただきトライさせていただくかたちとなりました。
バフ研磨製品の数が上がらない・既存のバフ研磨業者さんの高齢化・バフ研磨の難易度が高いなどお困りごとがありましたら先ずはご相談ください。HPのお問い合わページやお電話でもご対応可能となっております。

バフ研磨後 ↓